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コンタクトレンズ百科事典
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| 5.プラスチックコンタクトレンズの発展 |
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ダ・ビンチ以来、約440年を経て1940年代にポリメチルメタクリレート(PMMA)を素材とするハードコンタクトレンズが開発された。それ以前にも、ガラスを素材とするハードコンタクトレンズがあったが、加工が困難なことが制約となって一般的に普及するまでには至らなかった。旋盤による切削加工が可能な、ハードコンタクトレンズ用プラスチック材料(PMMA)が開発されたことによって、コンタクトレンズ産業としての歴史が始まったということができる。 |
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1934年 |
プラスチックの出現
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1937年 |
ウイリアム・フェインブルーム(William Feinbloom) 半合成(ガラスとプラスチック)の強角膜レンズ製作
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1940年 |
オブリーグ(Obrig) 型取り全プラスチックコンタクトレンズ製作(アクリル樹脂)
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1948年 |
ケルビン(Kervin) プラスチックで角膜レンズ製作
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1950年 |
水谷 豊 プラスチック製強角膜レンズ製作
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1951年 |
田中 恭一(メニコン 会長) 日本で最初の11.0〜11.5mmサイズの角膜レンズ製作
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1952- 1954年 |
ウイルエルム・ゾーンゲス(Wilhelm Sohnges) フランク・ディッ キンソン(Frank Dickinsaon) ネイル(J.C.Neill) 角膜よりもさらに直径の小さいマイクロレンズ(9.5mm以下)を紹介
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1956年 |
ウェスリー(Newton K.Wesley) 8.8mm前後のベベル付きレンズを製作
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1958年 |
メニコン 透明カラーレンズ発売
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1965年 |
メニコン オリジナルレンズ発売
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1966年 |
メニコン バラストルレンズ発売
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1969年 |
メニコン 円錐角膜レンズ(Aタイプ、Bタイプ)発売
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1970年 |
メニコン メニコン8発売
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1974年 |
メニコン メニコンハード3サイズ発売
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1994年 |
メニコン PMMAハードコンタクトレンズの製造中止
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PMMA素材の登場により、ハードコンタクトレンズ(HCL)が一般に普及し始めたが、 普及するにつれてHCLの問題が明らかになってきた。主な問題は、装用になれるまで に時間がかかること、1日の装用時間に限界があること、いろいろな自覚症状があり 装用できない場合もあること、無理な装用により角膜障害が生じること等であり、こ れらの問題の主原因は、HCLのPMMA素材が角膜の代謝に必要な酸素を全然透過しない ためであることが判明している。 |
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