限りある資源を有効活用
コーヒー豆かすの飼料化
メニコンは環境エコ事業として稲わら分解促進材や畜ふんの堆肥化促進材などの開発に取り組んできましたが、これまでに培った発酵促進技術を応用し、 スターバックスコーヒージャパン株式会社のコーヒー豆かすを各店から衛生的に回収し乳酸発酵させることで長期保存と飼料としての利用を可能にする技術を確立、実用化に至りました。
ワインの製造工程で出るぶどう搾りかすの有効活用
メニコンはワインの製造工程で発生するぶどうの搾りかすを乾燥粉末化させ飼料化する技術を確立、実用化することに成功しました。ぶどう搾りかすの粉末を飼料に混ぜると、「旨味」と「コク」が増し、鮮度をより長く保ち、病気にかかりにくくなる傾向があります(*)。現在、山梨県のブランド鱒である「甲斐サーモンレッド」の飼料として活用されています。
*山梨県水産技術センター試験研究調査報告書より
乾燥粉末化したぶどう搾りかす
甲斐サーモンレッド
さらなる活用として、当社はトルムスイニシエイト株式会社と共同でぶどうの搾りかすを使用したバイオマスプラスチックを開発しました。協力会社の持つ特殊な技術により射出成型可能な原料となりました。メニコンはこの技術を活用し、プラスチックの使用削減に貢献します。
ぶどう搾りかすを使用した
バイオマスプラスチック
バイオマスプラスチック
バイオマスプラスチック活用例
廃棄されるゆで卵の有効活用
食品として使われるゆで卵が全国の工場でつくられています。これらのゆで卵は少しでもかけたり殻が付着していたら商品になりません。とても価値が高いにも関わらず廃棄せざるを得ないゆで卵を活用すべく、ナガセサンバイオ株式会社と共同で乾燥粉末化技術を確立しました。現在、養魚用や養豚用の栄養価の高い飼料として利用されています。