コンタクトレンズ総合メーカー メニコン

ニュース

2011年03月

メニコン、シンガポールにコンタクトレンズ工場を新設1日使い捨てコンタクトレンズ事業を強化

 株式会社メニコン(本社:愛知県名古屋市、代表執行役:田中英成)は、シンガポール・インターナショナルビジネスパークに、1日使い捨てコンタクトレンズ専用工場を新設し、2011年3月2日10時00分(日本時間:同日11時00分)に開所式を行いました。

 2010年度の1日使い捨てコンタクトレンズ市場は、簡便性と安全性を理由にグローバルベースで年率8%の高い成長を示すセグメントです。 当社はこの分野を強化し、競争力を向上させるため、シンガポール工場を竣工致しました。シンガポール工場は、敷地面積約6000m2。 当社が独自に開発した最新鋭の製造技術を備え、万全の品質管理体制をしいています。 当社はこの工場を生産のみならず技術開発の拠点としても位置付け、高機能・高付加価値製品の開発・製造を推進していきます。

 シンガポール工場の開所式には、シンガポール政府から通商産業省のイスワラン上級国務大臣、日本大使館から山本公使をはじめ、政府や企業関係者が出席し、当社田中英成・代表執行役、川浦康嗣・メニコンシンガポール代表取締役社長とともに、記念プレートの除幕を行いました。

 挨拶に立った田中英成・代表執行役は「当社はシンガポール工場の開設を機に、グローバルでの事業展開を一層加速して参ります。シンガポール、当社のさらなる成長にむけて、引き続き協力関係を深めていきたいと思います」と述べました。 これに応えた、イスワラン上級国務大臣は「コンタクトレンズ業界をリードする企業のひとつであるメニコンが工場新設の地としてシンガポールを選んだことを歓迎します。メニコンが築き上げてきた長い歴史と同じように、メニコンとシンガポールのパートナーシップがより強固なものとなることを期待します。」と祝辞を述べました。

 当社が、シンガポールを選択したのは、経済・社会の安定性、メディカル分野での最新技術や優秀な人材へのアクセスの良さ、優遇税制をはじめ研究助成金など産業育成や振興のための充実したインセンティブに加えて、シンガポール政府が推進する産業振興戦略が、当社が目指す事業拡大戦略に合致しており、有益であると考えたからです。

イスワラン上級国務大臣、当社田中代表執行役 メニコン シンガポール工場

工場概要

工場名 メニコン シンガポール ピーティーイー リミテッド
(Menicon Singapore Pte Ltd)
生産開始 2011年3月
所在地 シンガポール インターナショナルビジネスパーク
敷地面積 約6,000平方メートル
生産品目 1日使い捨てソフトコンタクトレンズ
設備投資 約80億円
従業員数 79人(2011年3月1日現在)